小黒さんは若い頃、盲学校の先生をされていました。そして子どもたちが手で触って遊べる様にと、教具として厚みのある組み木のおもちゃを作り始めました。

薄いパズルでは、手で感じて見ることが出来ないからだと思います。

目の前にいる子どもたちのために作り始めた組み木のおもちゃ、デザインは本当にシンプルです。

分かりやすく楽しく遊べるようにと作られた組み木は、結果として美しいおもちゃになりました。

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小黒三郎さんの「円びな三段飾り 普通垂幕」です。他に特製垂幕もあります。

24㎜厚のメープルの木で作られています。飾ったときの大きさは幅460㎜、高さ260㎜、奥行270㎜です。

4枚目の写真は一段目で、親王、姫、ぼんぼり、三宝、徳利の内容です。5枚目の写真は二段目の三人官女と高杯です。

6枚目の写真は三段目の桜・橘・膳、7枚目の写真は円形容器に入った状態です。

全部で56個の木片で構成され、この容器にお片付けの時が立体パズルの遊びに、飾る時が組み木の遊びになります。

8枚目の写真は普通垂幕(赤)です。織物作家、北川陽子さんデザインで、素材は麻です。

子どもたちのために作り始めた組み木のおもちゃは、50年の時を経て日本を代表する美しいおもちゃになりました。


品　　番：KH370
メーカー：日本　小黒三郎
サイズ等：460㎜×260㎜×270㎜(飾った状態）
材　　質：メープル24㎜