イメージミッション木鏡社 / ペンタドロン
日本・イメージミッション木鏡社の「ペンタドロン」です。「ペンタドロン」の中には磁石が入っていて、それを組み立てて遊ぶ立体構成のおもちゃです。
磁石なのでくっつけば形になります。初めはきちんとした形にならなくても大丈夫です。箱には6歳からとなっていましたが、くっつけて遊ぶだけでも楽しいので、小さな子から大人まで長く遊ぶことができます。
「ペンタドロン」は2007年に秋山仁博士と研究仲間の方が発見したそうです。
【「平行多面体」という立体グループは、全て1種類の5面体で作成可能であることが証明されました。その5面体の名前が、ペンタドロンです(イメージミッションHPより)。】
2枚目は箱の中に入っている状態の「ペンタドロン」です。写真を撮る角度で模様が全く異なります。色から4つの種類があることが分かります。これを全部バラバラにしたのが3枚目の写真です。
ペンタドロンには互いに鏡映対称な雌(青系)と雄(緑系)があります。この雌・雄を総称して「ペンタドロン」と呼ぶそうです。
4枚目は分割してみました。立方体の分割といえば、立方体、直方体、三角錐が思い浮かびます。分割される数も多くありません。でもこの「ペンタドロン」は先程のように青系6個、緑系6個、計12個もの部品に分解されます。立方体を二つに分けた形も立方体とは似ていない形で、これが不思議で面白いなと思います。
5枚目は青系1個と緑系1個の計2個だけで遊んでみました。組み合わせで全く違う形になります。たった2個だけでも色々な形を作ることができました。
立方体を分割した後に、また12個で立方体を作るのは小さな子には難しい遊びです。初めは少ない数で自由に遊びましょう。慣れてきたら少しずつ「ペンタドロン」の個数を増やしてゆくと、もっと楽しく遊ぶことができます。
大きな子は立方体を分割して組み立ててみましょう。実際に組み立てと分解を繰り返すと、形の不思議さと面白さがよく分かります。付属のリーフレットには立方体の作り方が載っています。それを見ながら作っても良いし、見ないで作っても良いと思います。どちらの方法でも立方体の分割を目と手で体験できるのは楽しいことだと思います。
平行多面体を作るのには、たくさんの「ペンタドロン」が必要です。とりあえず1箱でどんな形が作れるか自由に遊んでみました(6〜15枚目)。
くずした形を立方体にするのは難しいのですが、自由に作るのは難しくありません。作ってみると色が4色なので、構成の様子がよく分かります。
青系と緑系のたった2種類の形だけの組み合わせで作っているのに、出来る形はどれも個性的でした。また出来た形も見る角度で全く違う物に見えるのが不思議で、ついたくさん写真を撮ってしまいました。
代表的な「平行多面体」には以下の5種類があります。
・立方体 (正六面体)
・六角柱
・菱形十二面体
・長菱形十二面体
・切頂八面体
この中の「切頂八面体」を作るには「ペンタドロン」が4箱、つまり48個必要だそうです。
考えただけでも難しそうですが、自由に作るのはとても簡単なので、たくさん楽しく遊んで、少しずつ数学的な遊びも楽しめることができるようになればと思います。
自由に遊ぶ場合も一箱では足りなくて作れない形も多くありましたので、慣れたら一箱ずつ増やすとまた楽しいと思います。
ごっこ遊びが苦手なお父さんやおじいちゃんの出番が増えるおもちゃです。
数学の入口の教具でもありますが、まずは1箱で自由に楽しく遊んでほしいおもちゃです。小学生になったら、時間をかけて平行多面体に挑戦するのも楽しいと思います。
品 番:PEN0002
メーカー:イメージミッション木鏡社
サイズ等 : 本体5.2×5.2×5.2㎝
¥4,950