ヘラー社 / かべかけ
ドイツ・ヘラー社の「かべかけ 」です。およそ100年前のデザインとは思えない美しいグリム童話の世界です。
ヘラー社は、今の社長さんのおばあさん、マグダ・ヘラーさんが幼稚園の壁に絵を描いたのが始まりです。
そして1927年、グリム童話・天使・子どもをモチーフにした壁飾りを作るための会社、ヘラー社が設立されました。
この美しい壁飾りを飾っていた幼稚園や保育園の子どもたちは、自然にグリム童話の世界に入って行けたのではと思います。
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2枚目の写真は「かべかけ 赤頭巾」です。優しげな赤頭巾にとまどっているオオカミ、マグダさんが描くグリム童話「赤頭巾」の世界です。
高さは23㎝、わが家の赤頭巾は30年以上前に購入した物ですが、退色もなく美しいままです。可愛いだけではなく丈夫な赤頭巾です。
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3枚目の写真は「かべかけ あひると少女」、高さは27㎝です。この「かべかけ」からは木製なのに風を感じました。
モデルはグリム童話の「がちょう番の女」ではと思います。侍女から脅迫されガチョウ番になった王女のお話です。
王女からはガチョウ番にされて戸惑っている感じ、そして弱さも伝わってきます。足は素足で靴もはいていません。
その分、はかなげで美しい「かべかけ」だなと思います。
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4枚目の写真は「かべかけ あひると男の子」、高さは25㎝です。他の「かべかけ」に比べて男の子の表情がイキイキとしています。
モデルは「金のガチョウ」だと思います。物事を深く考えない三男の大らかさがよく表現されていると思います。
賢くて意地悪な長男次男より、あまり賢くはないけれど心優しい三男が幸せになります。昔話によくある因果応報の世界です。昔話には「幸せに生きてほしい」という親の願いとその方法がたくさん詰まっています。
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7枚目の写真は「かべかけ 赤ちゃんとベッド」、高さは22㎝です。優しい癒しの世界が描かれています。
赤ちゃんとお花が、お話をしているようにも見えます。その豊かな発想に驚き、心から感動しました。
ベッドに寝ている赤ちゃんを、お花が優しく見守っているようなデザインです。お花は、子どもたちの周りにいる大人のようにも見え、マグダさんの願いのようにも感じます。
出産のお祝いにもお勧めの「かべかけ」です。
¥4,180